任意のサイズのダミーファイルを作成する

ファイルのコピーや転送速度を計測するために、任意のサイズのダミーファイルが欲しくなることがあります。
そんなときはddコマンドを使うと便利です。

dd if=/dev/zero of=dummy bs=1M count=10

上のコマンドを実行すると、カレントディレクトリにdummyという名前で10MBのファイルが生成されます。

ddコマンドはデータをコピーするためのコマンドです。ここで使っているオプションの意味は以下の通りです。

if

読み込みファイルを指定します。デフォルトは標準入力です。

of

出力ファイルを指定します。デフォルトは標準出力です。

bs

ここで指定したバイトずつ読込み、書出しを行います。

count

コピーを行うブロック数を指定します。

結果として、bsで指定したバイト×countで指定したブロック数のデータサイズがofで指定したファイルに出力されます。
また、ここではif=/dev/zeroとしていますが、if=/dev/randomとすることも可能です。